日本三景の松島

宮城県松島町に広がる松島湾は、大小260余りの島々が織りなす景勝地として「日本三景(松島・天橋立・宮島)」のひとつに数えられています。平安時代から歌に詠まれ、伊達政宗公も愛した風景は、訪れる人々を魅了し続けてきました。なかでも「松島四大観(しだいかん)」は、松島の絶景を異なる角度から楽しめる4つの展望地として人気です。

松島四大観とは?

松島四大観は、それぞれに異なる景観を楽しめる4つの展望スポットを指します。

大高森(壮観)

大高森パノラマ

松島湾を一望できる代表的な展望地。山頂からの眺めはまさに「壮観」の名にふさわしい圧巻の景色です。

扇谷(幽観)

静かで落ち着いた雰囲気の中、扇を広げたような美しい島々を眺められます。隠れ家的な雰囲気が魅力。

多聞山(偉観)

松島湾の奥まで見渡せるスケール感ある眺望。夕景や朝日もおすすめです。

富山(麗観)

優雅でやわらかな景観が広がるスポット。四大観の中では比較的訪れる人が少なく、穴場的な存在です。

おすすめの巡り方

四大観はそれぞれ離れた場所にあるため、効率よく巡るには車やレンタカーの利用がおすすめです。1日で回ることも可能ですが、写真撮影や散策を楽しみたい方は2日に分けるとゆったり楽しめます。

  • ドライブ旅行なら:塩釜駅からレンタカーを借りて一周コース
  • 公共交通なら:松島海岸駅周辺の観光とあわせて、大高森や多聞山をピンポイントで訪問

松島四大観は、それぞれ異なる表情で松島湾の魅力を伝えてくれる特別な場所です。壮大な景観を求める方も、静かなひとときを過ごしたい方も、自分の旅のスタイルに合わせて楽しめます。日本三景・松島の歴史と自然を、ぜひ体感してみてください。